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古賢市場
久しぶりに会った学校の先輩後輩と巨済島に行った。急に決めた旅行なので準備する時間もなくただ巨済島に向かった。それでも海辺に来ればお刺身を食べなければいけないという昔の俗説にそのまま従う形で美味しいお刺身を噂を頼りに探す事にした。 海辺へ来ればお刺身を必ず探し、他の地域よりもお刺身の値段が安く、巨済島も同じだが海辺に位置するセンターより古賢市場で売られている多様な魚が新鮮度もセンターとは比べ物にならず、値段もお手頃だというので迷うことなく古賢市場に向かった。 古賢市場を訪ねるのはそれ程難しくはなかった。古賢という所は、巨済でも一番の町で古賢市外バスターミナルから少し行くと古賢十字路があり、そこに古賢市場がある。 古賢市場の入口に公営駐車場があるのでここに車を駐車して市場の入口に向かった。 古賢市場が巨済島で一番大きい市場だと言われているが、やっぱり市場の姿は一般の市場とは少し違って見えた。一般在来市場は、一つの道を中心に長く伸びているような感じなら、古賢市場は計4つの入口と4つの道からできた市場である。 古賢市場を細かく見てみると一番目の道は、農水産物コーナー、二番目と三番目の入口は各種雑貨コーナー、四番目入口は野菜などのコーナーで、すべての入口に繋がっている道は魚コーナーと思えば良い。もちろん各コーナーごとに決められた品物を売っているわけではない。 市場入口から多くの人々と商人に混じって、子供から若い女性、お婆さんまで多彩な人々が市場を利用していた。 魚以外にも買わないといけないものがある私たちは、市場の隅々まで全部見て回ることにして、こんなに情が溢れて人々が行きかう姿がそっくりそのまま盛られている場面を見物して、先に四番目の入口に向かった。収穫したばかりの野菜と果物から自然の香りがそのまま伝わるようだった。ここでサンチュとごまの葉を買ってから、二番・三番目の入口を見物したがここは四番目の入口とは少し違く、布団と服、履き物、花屋、精米所などのお店が立ち並んでいて、天井も完備されていて雨の日でも問題なく買い物が出来るようになっていた。 そして、農水産物を売る一番目の道には新鮮な魚類を手入れして塩漬けにして販売していて、水産市場特有の香りが私の鼻を刺激した。あるおばさんは、私が写真を撮ろうとすると「私たちのお店の噂を流してください」と言いながら笑顔を見せて、厳しい環境の中でも明るく暮しているのが見て取れた。一番目の道を最後まで行くとすべての道が出会う大きい道が出てくるが、ここでは新鮮な魚が販売されていて、この場所が一番人々で賑わっていた。 大きい市場なので多くの人々と多くの店鋪があり、人情味に満ち溢れたそんな場所ではないかと思った。 巨済島だけではなく多くの都市にも大型マーケットが入ってきて、市場の立地が減っているのは事実である。人々は楽なものだけを捜そうとする習性と個人的でエゴイスチックな生活がこのようになってしまったのではないかと思う。しかし、世界中で韓国の良いところは何処かと聞くと情が多い民族と言うほど外国人でも知っている。 そして、この「情」の根源地がどこにあるか考えてみると皆が市場だと納得すると思う。大型マーケットにはないものがないが、この市場にもないものはない。そして、ここには「情」という単語が行き来する。時には値段を負けれくれたり、おまけで付けてくれたりするのが人が生きる理由ではないかと思ったら、それを感じたいと思ったら古賢市場へ来て「情」を感じて欲しい。 古賢市場へのアクセス方法 巨済大橋-国道14号線 古賢方面-古賢市外バスターミナル-古賢十字路 (駐車は市場入口 古賢薬局側の公営駐車場利用) 市場案内 一番目通路:農水産物コーナー 二番・三番目通路:衣類・各種雑貨コーナー 四番目通路:野菜, 果物コーナー メイン通路:魚コーナー
by geojetour
| 2010-08-23 15:12
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